コンプレックス
今回以降は「折檻」の分類ですが、その前に嗜好の複合(complex)について考えてみたいと思います。
前回も触れたように、鬼畜・変態行為の現場では、今回、分類しているようなカテゴリーが単独で存在しているケースの方がむしろ稀であります。
また、色々な嗜好が複合して鬼畜・変態行為に及んでいるケースが圧倒的であるからこそ、自分で何をやっているのか、相手が何を求めているのかの認識が独善的になっている方が多いのです。
従って、被行為者側は行為者の真意を測りかねたり、行為者は被行為者の状況認識を誤まったりしてしまうことに繋がっています。
せめて自分自身は、どのように嗜好が複合しているかを知って、相手の複合状態も類推してリードしていくことが大切ですし、やみくもに自分の複合した嗜好を押し付けたり、自分の趣味は理解してもらえないと嘆くのは、全ての面で実りの少ない鬼畜・変態行為と云えるでしょう。
そこでそもそも、何故、私たちの鬼畜・変態行為は複合するのか?又は複合することの意味とは何かと云うことを知っておくと、これからの分類についても参考になる面が増えると思って一稿を設けました。
最初に嗜好が複合することの意味の方から述べます。
嗜好が複合している状態をコンプレックス状態(又は単にコンプレックがある)とユング心理学では呼んでいます。
コンプレックスとは「集合した」「複合した」と云う意味ですが、心理学では「感情複合」「心的複合体」と訳されることが一般的です。
すなわち、無意識内に存在して何らかの感情によって統合されている心的意味や内容の集まりがコンプレックスである訳です。
今、ここに千の単語に対して連想ゲームをした時に、心に揺らめきや騒ぎを起こした単語(フェティッシュした単語)を集めると、その単語に反応させた無意識の領域がある程度推測出来ます。
その無意識の領域こそコンプレックスの正体であり、鬼畜・変態行為を生み出す源泉でもあります。
従って、反応する無意識の領域が広ければ広いほど、嗜好の複合が広範囲に及んでいることになりますし、そのなかに鬼畜・変態の種子が多く含まれますので、結果的に鬼畜・変態行為のバックボーンになっている意識が複合している訳です。
ところで、日本では戦後、アメリカからアードラーの「人格心理学」が輸入され、彼の理論の中心になっている「劣等複合(Inferiory Complex)」がコンプレックスの代名詞になってしまいました。
今でもコンプレックスと云えば「劣等感」と思う方が多いですが、コンプレックスには「劣等コンプレックス」もあれば「優等コンプレックス」もあって、フェティッシュする心の総称であることがお分かり戴けると思います。
なお、コンプレックスは【肥大化】や【同一視】、【反動形成】【投影】【投影の引き戻し】などのやっかいな事象を起こしますが、本稿のテーマではないので今回は説明を省略しますが、鬼畜・変態行為が単なる嗜好から性癖と云うものに成長する過程では、これらの事象が複雑に絡むことがあります。

前回も触れたように、鬼畜・変態行為の現場では、今回、分類しているようなカテゴリーが単独で存在しているケースの方がむしろ稀であります。
また、色々な嗜好が複合して鬼畜・変態行為に及んでいるケースが圧倒的であるからこそ、自分で何をやっているのか、相手が何を求めているのかの認識が独善的になっている方が多いのです。
従って、被行為者側は行為者の真意を測りかねたり、行為者は被行為者の状況認識を誤まったりしてしまうことに繋がっています。
せめて自分自身は、どのように嗜好が複合しているかを知って、相手の複合状態も類推してリードしていくことが大切ですし、やみくもに自分の複合した嗜好を押し付けたり、自分の趣味は理解してもらえないと嘆くのは、全ての面で実りの少ない鬼畜・変態行為と云えるでしょう。
そこでそもそも、何故、私たちの鬼畜・変態行為は複合するのか?又は複合することの意味とは何かと云うことを知っておくと、これからの分類についても参考になる面が増えると思って一稿を設けました。
最初に嗜好が複合することの意味の方から述べます。
嗜好が複合している状態をコンプレックス状態(又は単にコンプレックがある)とユング心理学では呼んでいます。
コンプレックスとは「集合した」「複合した」と云う意味ですが、心理学では「感情複合」「心的複合体」と訳されることが一般的です。
すなわち、無意識内に存在して何らかの感情によって統合されている心的意味や内容の集まりがコンプレックスである訳です。
今、ここに千の単語に対して連想ゲームをした時に、心に揺らめきや騒ぎを起こした単語(フェティッシュした単語)を集めると、その単語に反応させた無意識の領域がある程度推測出来ます。
その無意識の領域こそコンプレックスの正体であり、鬼畜・変態行為を生み出す源泉でもあります。
従って、反応する無意識の領域が広ければ広いほど、嗜好の複合が広範囲に及んでいることになりますし、そのなかに鬼畜・変態の種子が多く含まれますので、結果的に鬼畜・変態行為のバックボーンになっている意識が複合している訳です。
ところで、日本では戦後、アメリカからアードラーの「人格心理学」が輸入され、彼の理論の中心になっている「劣等複合(Inferiory Complex)」がコンプレックスの代名詞になってしまいました。
今でもコンプレックスと云えば「劣等感」と思う方が多いですが、コンプレックスには「劣等コンプレックス」もあれば「優等コンプレックス」もあって、フェティッシュする心の総称であることがお分かり戴けると思います。
なお、コンプレックスは【肥大化】や【同一視】、【反動形成】【投影】【投影の引き戻し】などのやっかいな事象を起こしますが、本稿のテーマではないので今回は説明を省略しますが、鬼畜・変態行為が単なる嗜好から性癖と云うものに成長する過程では、これらの事象が複雑に絡むことがあります。

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